◆NPO法人設立趣意

横浜市における障害者グループホームは、「どんなに重い障害を持っていても、まちの中で暮らし続けたい」と願う障害のあるご本人の思いを実現させる為に、障害者やその家族、関係者が運動を続けた結果、昭和60年に横浜市独自の試策としてスタートしました。

平成18年3月に発足した「ふれんど運営委員会」は神奈川県立保土ヶ谷養護学校第14期生45名の仲間たちの本人活動を支援する「青年学級ふれんど45」が母体となり誕生しました。ふれんど運営委員会はフレンド45の活動の基本となっていた自己選択、自己決定を大切に考えています。

障害者福祉の流れは、かつての入所施策から障害のある人たちが地域で暮らすことを中心とした施策に変わり、グループホームは、障害のある人たちの地域生活を支える大切な社会資源のひとつとなっています。

親から自立したい、グループホームで暮らしたい、一人暮らしをしてみたいという障害のある人のニーズはますます増加していますが、障害のある人たちが地域で暮らし続けるためには、質・量ともにそろった支援体制を必要とします。障害のある一人一人の特性を把握し、障害のある人の自己決定と関係性を大切に、生活そのものに寄り添い、生活を応援する支援スタッフを増やすことが、地域での障害者の暮らしにとって欠かせないものとなります。グループホームは障害のある人一人ひとりの希望に沿った暮らしづくりのためのひとつの方法ですが、今後は、一人暮らしや仲の良い友人とのシェアハウスなど、住み慣れた地域の中で障害のある人たちの生涯にわたる生活を支えるための多様な形態と長期的に安定した運営基盤が求められています。私たちは、地域に根ざした活動を安定的、継続的に行うことができ、社会的に認知された団体として多くの方々の協力が期待でき、法人運営や事業の運営に意見を反映させやすいNPO法人を設立し、多方面との協働により障害のある人をサポートする体制を整え、より充実した質の高い支援を提供していきたいと考えています。

運営委員会時代に培ってきたグループホーム関係者、ならびに地域住民の皆さまとの絆を大切に継承しつつ、今まで以上に障害者福祉の向上および地域福祉の推進に寄与し、障害のある人たちが生涯にわたり安全・安心でより充実した生活を送ることのできる地域社会の実現をめざし、NPO法人を設立しました。

 


平成183月「ふれんど運営委員会」発足 グループホーム「サンハイツ狩場」開所

 平成2110月グループホーム「サンハイツ和泉」開所

 平成2612NPO法人ふれんど45設立

 平成272月グループホーム「サンハイツ舞岡」開所。横浜市より共同生活援助指定事業所の認可を受ける。既存の二つのグループホーム「サンハイツ狩場」ならびに「サンハイツ和泉」についても運営を法人内に移行

    

      

 


共同生活援助(グループホーム)事業 「サンハイツ横浜」

NPO法人ふれんど45が横浜市内で運営する3か所のグループホームでは、大人になった知的障害のある人が家族から独立、自律して住み慣れた町で安心・安全に暮らし続けて行かれるように、障害のある同世代の仲間たちと少人数で共同して生活をする住居(グループホーム)に生活支援スタッフを配置し、日中の仕事や活動を終えて帰宅する主に夜間において、相談、食事の提供、健康管理、その他入居者一人ひとりのニーズに合わせた日常生活上の支援を行っています。

知的障害者グループホーム

「サンハイツ舞岡」 (定員5名)

知的障害者グループホーム

「サンハイツ和泉」 (定員5名)

知的障害者グループホーム

「サンハイツ狩場」 (定員5名)